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見たまま 感じたまま

Chapter2 君の名は。

【title】
君の名は。


【catchphrase】
出会うことのない二人の出逢い。
少年と少女の奇跡の物語が、いま動き出す。


【detail】
新海誠監督最新作
2016年8月全国東宝系公開

声の出演:神木隆之介
     上白石萌音

       映画『君の名は。』公式サイトより抜粋






【before】
これを読んでる皆様の中にも
映画館へと足を運んだ方が多いかもですね。

とにかく
メディアの露出が盛大

「テレビで見かけない日はない」
というぐらいです。
そのため
特に調べたわけでもないのに
なぜか大まかなストーリーを把握している
そんな不思議な状態でした。
ついには
流行語大賞にノミネート。
これだけフィーチャーされる映画って
なかなかありません。


この歴史的瞬間に参加したい


でも
私、もともと新海監督が苦手なのです・・・
新海監督でなければ
ささっと気軽に観に行っています。

秒速5センチメートル
この作品が苦手な私には
君の名は。』も同じ結果になるのでは。
そう思ってしまいます。
そうして悩んでいる私の目に
「新海監督にしては明るい映画」
という感想が飛び込んできました。





ほ、ほんとに?





実は私
RADWIMPS大好きです。
「前前前世」はitunesで購入済み。
8月からずっーと聴いています。

RADWIMPSの楽曲が
全面的に使用されている。

こんな一大事を
見逃してなるものかぁぁぁ!
と胸の内で沸々と思っていたのです。






きっと今回の作品は違う

こうして
新海監督が苦手な私は
重い腰をあげました。









【warning!!】
※ココから先はネタバレを含みます











【after】
2016-11-20
『TOHOシネマズ日本橋』にて鑑賞

〜story〜
繊細でリアルな映像と
情景を彩る音楽。

散りばめられた伏線。

謎が解けるにつれて
明らかになる運命。

未来を切り開くため
2人は行動に出る。

そして
大災害を免れ
記憶は消え去り
日常が始まる。

心に
「足りない何か」
を感じながら。

やがて
「足りない何か」が
互いの存在だと気づき
ついに
「君の名前は?」









・・・・・・どうしよ・・・





全ッ然
感動できませんでしたっっ ((;゚Д゚)


隣に座っていた方は号泣していたのに
私の目は
むしろドライアイ・・・

こんなはずじゃない
もっとキュンキュンして
もっとハラハラして
もっともっと・・・
・・・・・・アレ


( ゚д゚)ハッ!

・・・こ、この現象は
前評判が良すぎたため
過度な期待値による
作品への感動過剰要求??
「まだなの?」
「どこなの?」
と求め過ぎてしまったの?
それとも
年齢的なアレ?
もう高校生ぐらいの男女の
気持ちの機微を感知できない
そんな濁った心になった?
モスキート音みたいな感じ?
モスキート映画ってこと?
・・・いやいや、そこまでではないはず






【conclusion】
男女の入れ替わりという
思春期の少年が抱く幻想を
映像と音楽と適度な謎で
キラキラさせた映画。


私が共感できなかった理由
ちゃんとわかりました。
ファンタジー作品にも
整合性の必要な場面があると
私は考えます。
君の名は。』では
「瀧くん」と「三葉」の心の距離感が
どんどんと近づいていく場面です。
この場面をRADWIMPSのMV程度に
さらっと流して見せたことに
とても残念な気持ちになりました。

だから
「なんでそんなに必死なの?」
「なんでそんなに好きなの?」
と作品のスピードに放置されました。


いいんです。
糸守が1200年毎に
彗星が落下する土地でも。

いいんです。
ケータイのロックを他人がいきなり解除できても。

いいんです。
日付から時間軸のズレに気づけなくても。

いいんです。
周囲の人間が入れ替わりに気づかなくても。

いいんです。
宮水一族が精神の「入れ替わり能力」を持っていても。

いいんです。
大都会で偶然出会うことができても。


でも
2人の絆が形になっていく部分は
大切にしてほしかった。
コミカルな部分って
そのあと訪れるシリアスな部分の
良い起爆剤になると思うし。
そしたらそしたら・・・
 ゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

 


ソフトで販売する際は
ぜひとも追加シーンとして加えてほしい!
と切に願うユハタでした。





興行収入邦画歴代2位
         2017年1月時点


素晴らしい成績です!
しかし
SNSという強力無比口コミ術がある現代でも
千と千尋の神隠し
を超えることは難しいんですね。
あらためてその凄さを知りました。

新海監督は日本を代表する監督となりました。
今後の彼の作品は
間違いなく映画界に
大きな影響を与えることでしょう。

そんな新海監督には
周囲の批判など
豪快に笑って吹き飛ばしてほしい
私はそう思います。

批判は自身を客観視する良い機会。
前向きに受け取っておく方が
第3者からはカッコ良く映ります。
どうか魅力的な監督でいてください。



【ユハタ’s 評価】
君の名は。
★★★☆☆  星3つ
映画史に名を残すことになる映画。
賛否両論あるけど、観るべき映画だと思います。

 

 

                                                2017-01-11 ユハタ